いとみせラボ
毛糸で編む「ゴルフクラブヘッドカバー」
毛糸で編む「ゴルフクラブのヘッドカバー」
当店の実店舗では、秋冬の寒くなる季節を中心に編み物の作品など様々な依頼が持ち込まれるのですが、その中で最近ご依頼を受けて製作した作品がこちら。
毛糸で編んだゴルフクラブのヘッドカバー
ゴルフを楽しむにも暑すぎずちょうど良い季節柄ということで、当店としては初めてのゴルフニット「ヘッドカバー」をご紹介しました。
上の写真はドライバー用のヘッドカバー。まだ制作中にて、これにポンポンが付きます。また、その他ユーティリティ用ニットカバー、アイアン用などもあわせ、完成次第、写真を追加しますのでお楽しみください。
ユーティリティ用カバー
フェアウェイウッド用カバー
ドライバー用カバー
※ドライバーカバーの受注はお受けしておりません。
こぎん糸の比較【其の二:こぎん刺しに適した糸】
こぎん糸の比較
~こぎん刺し用途に使われる糸を比較してみました~
【A】オリムパスこぎん糸
定番でこぎん刺しを始める方が最初に手にすることが多いのが、こちらのオリムパスこぎん糸。撚りが少なめで、作品のこぎん模様もふんわり仕上がる糸です。光沢感がなく、マットな色合いで落ち着いた色合いを表現できます。
【B】オリムパス25番刺しゅう糸
一般的に地域に限らずどの手芸店でも置いていることも多く、こぎん刺しにも使いやすい、刺しゅう糸。25番刺しゅう糸は、先ほどのこぎん糸同様、甘撚りでふんわり仕上がります。光沢感のある艶糸なので、作品に光沢感が出ます。
【C】いとやのこぎん糸
当店のオリジナルこぎん糸「いとやのこぎん糸」先ほどご紹介のオリムパスこぎん糸・刺しゅう糸に比べ、撚りが効いているため、刺し途中のほつれが予防しやすくなります。8・10・12本の異なる3種類から太さを選べます。
【D】オリムパス5番刺しゅう糸
太めの2本糸を撚りあわせた5番刺しゅう糸。縄のような独特な形状と刺しゅう糸の光沢感できっちりまとまった模様に仕上がります。2本撚りのため、ほつれづらいこともあり、刺しやすさも合わせて人気のある糸です。
【E】刺し子糸(オリムパス・ダルマ)
平織された布地の目を数えて刺すこぎん刺しとは異なり、目の詰まった生地に刺す刺し子用に作られた刺し子糸。生地に擦れてもほつれないよう、しっかり撚りが効いている糸です。こぎん刺しには少し細めの糸ですが、繊細なこぎん模様が仕上がります。
今回は数ある糸の中から、綿素材の糸5種類に絞り、説明しました。こぎん刺しは綿糸で刺すのが一般的ですが、絹糸で刺しているかた、もっと撚りのきいた、タコ糸やレース糸といった硬めの糸、そして、温かみあるウールの毛糸など、いろいろな糸で楽しむことができます。
お好みの糸でオリジナルなこぎん刺しをぜひ、末永くお楽しみください。
こぎん糸の比較【其の一】
こぎん刺しに限らず、糸を使った手芸をされる方にとって、購入される前に迷うポイントである「糸の太さ」
刺し終わってどんな仕上がりになるか・・・
そんなお困りごと解消の手助けになればと、刺し見本をアップしました。※生地は最も一般的なこぎん布(コングレス)を使用しています。
※写真のため、どうしても細かい太さまでは表現しきれず申し訳ありません。
写真向かって左側から、当店オリジナルこぎん糸
「いとやのこぎん糸<太>:12本撚り」
「いとやのこぎん糸<中>:10本撚り」
「いとやのこぎん糸<細>:8本撚り」
そして、写真右端にあるのは、一般的に数多くのお客様にご使用いただいている、
オリムパス製糸製「こぎん糸」
となります。
以下に、それぞれの特徴をまとめます。
☆「いとやのこぎん糸」・・・<細>:撚ってある糸の本数が少ないため細く、刺しやすく、模様も繊細なイメージに仕上がる
☆「いとやのこぎん糸」・・・<太>:撚ってある糸の本数が多くなる太く、刺しやすさの点では劣るものの、模様はハッキリ、力強いイメージに仕上がる
☆「いとやのこぎん糸」・・・<中>:<細>と<太>のバランスを備えた、ちょうどよいタイプ
☆「こぎん糸(オリムパス)」・・・6本の糸を引きそろえ、本数は少ないが撚りはないため、ふんわりボリューム感がある仕上がり。撚りがない分、途中ほつれが出やすいため、注意が必要。
以上、自身で刺した感想も含めて特徴として挙げました。ご購入の際の参考になれば幸いです。
商品ページは下記リンク先をご覧ください。
綿糸 いとやのこぎん糸 【使い切りお試しタイプ】 7g32m巻
https://www.ito-mise.com/SHOP/ORI00001-2.html
こぎん糸 18m【雪国の伝統工芸こぎん刺しに最適!甘撚りの綿糸】 オリムパス
https://www.ito-mise.com/SHOP/KGN00001.html
こぎん布 コングレス 【こぎん刺しの布に・各種刺しゅう用に】 【目数を数えやすい最適な綿100%平織り布生地・便利な10cm単位でのカット販売(90cm幅)】
https://www.ito-mise.com/SHOP/KGN00002.html
中細の赤い毛糸で編む、あったか「腹巻き」
11月を迎え、
青森ではついに、初雪が降りました。
日に日に気候も寒くなり、冬の始まりです。
そんななか、雪国のインナーとして、
根強い人気を誇るのが
『毛糸の腹巻き』
ご愛用のお客さまから、ほつれや虫くいのお直し、
新調したいといった要望が多い定番ニット商品です。
こちらは、先日編みあがった、
「赤い腹巻き」です。
当店で取り扱っている、定番の中細毛糸、
「スキー中細」を使用しています。※カラーNo.1182
シンプルな単色ですが、
当店でも長く編み物愛好者に親しまれている、
代表的な毛糸です。
毛糸とふれあう「ひととき」で、寒い冬もあたたかく過ごしましょう!
~関連商品~
定番の中細毛糸
https://www.ito-mise.com/SHOP/OTW-S-00042.html
既製品のウール100%の腹巻きも取り扱っております。
https://www.ito-mise.com/SHOP/KNT-N-00001.html
こちらは、毛糸メーカーの商品ですので、
品質も暖かさも安心の逸品ニットです。
日本が誇る文化遺産!当店の糸は和紙で包んで出荷します
当店オリジナルの糸である、「草木染の糸」は、
小さなかせ巻にした後、和紙の巻紙に包んで出荷しています。
藍染めの糸には、藍染めで有名な徳島県の阿波和紙、
その他の草木染の糸には、葉っぱを混ぜた和紙を選択しています。
当店も活用させていただいている、和紙ですが、
先日、皆さんもご存じのとおり、「世界無形文化遺産」に
登録される見通しとなりました。
「和紙 日本の手漉(てすき)和紙技術」
その和紙のひとつであり、埼玉県小川町を中心とした地域で、
脈々と守られてきた、「細川紙(小川和紙)」を
先日体験してきました。
写真:繊維の長い楮(こうぞ)を使用した「流し漉き」
和紙を巻紙に使用している草木染糸は、
下記リンクからご覧ください。
▼当店オリジナル草木染の糸 詳細はこちら▼
https://www.ito-mise.com/SHOP/124597/list.html
- 2015.06.07
- 23:08
- コメント (19)
好評の草木染め綿糸【藍染め】
今日から11月。
北国では、紅葉もすすみ、初雪の便りが聞かれるようになってきました。
当店のある、弘前も街から見える岩木山をはじめ、
高い山々では先日初雪・初冠雪となりました。
↑写真:うっすら雪化粧の岩木山
↑桜の名所 弘前公園外濠の「ソメイヨシノ」の紅葉
さて、そんな初冬の季節ですが、
今月は多くのお客さまにご好評いただいている、
当店の草木染め綿糸シリーズをご紹介したいと思います。
こちらの糸は、綿糸を各地に送り、
現地の染め作家さんなどに染めていただいています。
なかでも、定番的な人気があるのが、藍染めの綿糸。
こちらは、このシリーズ当初からの商品で、
地元の草木染め職人のかたに染めていただいています。
この染糸をきっかけに、
いろいろな草木染め糸を揃えてみたいと、
各地の工房を探すきっかけとなりました。
話は戻り、こちらの藍染めは、「灰汁発酵建て」といわれる伝統的な工法で、染料を建て(つくり)
その染料に糸をくぐらせて、藍色に染め上げています。
↑「灰汁発酵建て」で建てた藍(通称:藍の花)・・・こちらの染料に綿糸を何度かくぐらせて、染め上げます。
当店では、浅葱色(淡い藍色)・縹色(藍色)・勝色(濃い藍色)を基準とした、
3段階色合いの藍色を用意しています。
↑勝色(濃い藍色)に染めた綿糸です。
<藍染めのおすすめ綿糸はこちら>
藍の彩(いろ) 本藍染め糸 浅葱色・縹色2色セット
https://www.ito-mise.com/SHOP/ORI20008.html
藍の彩(いろ) 本藍染め糸 勝色(かちいろ)3かせセット
https://www.ito-mise.com/SHOP/ORI30005.html
※色によっては、現在品薄の状況ですが、まもなく入荷の予定です。ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。